英語で「〜してください」を伝える方法|Please+命令文でつくる丁寧な依頼のルール

英語の命令文を習ったとき、「動詞から始めればいいのはわかったけど、相手に対して失礼にならないかな?」と不安に思ったことはありませんか。

特に、目上の人や初対面の人に対して「座って」と言いたいとき、単に "Sit here." と言うのは少し勇気がいりますよね。かといって、教科書に載っているような長くて複雑な丁寧表現を完璧に使いこなすのは、まだハードルが高いと感じるはずです。

実は、英語には「命令文のシンプルさ」を保ったまま、一瞬で相手への敬意や柔らかさをプラスできる魔法の言葉があります。それが please です。

この please をいつ、どこに置くべきか。そのルールを知るだけで、あなたの英語は「ぶっきらぼうな指示」から「感じの良いお願い」へと変わります。日常会話でもすぐに使える、最も手軽な丁寧表現をマスターしましょう。

【解説】Please+命令文の仕組み:言葉を添えてニュアンスを和らげる

覚えるべきポイント

Please+命令文
  1. 命令文の「前」か「後ろ」に please を置くだけでOK
  2. 文の後ろに置くときは、直前に「,(カンマ)」を打つのがルール
  3. 相手に「〜してください」と、柔らかく依頼・お願いをするときに使う

文法用語のやさしい解説

ここで重要になるのが副詞(ふくし)とカンマという言葉です。

please は、文全体に「どうぞ」「すみませんが」という丁寧な意味を付け加える副詞という種類の言葉です。動詞のように形が変わることはありません。

また、カンマ( , )は日本語の読点(、)のような役割をする記号です。英語では、文の最後に付けたし情報を送る際、その区切りをはっきりさせるために使われます。

なぜ please を使うと負担が減るのか

「丁寧な英語」と聞くと、疑問文にしたり難しい助動詞を使ったりすることを想像しがちですが、この形なら既存の知識をそのまま活かせます。

  • 簡単丁寧: すでに知っている命令文に please を添えるだけなので、考える時間が最小限で済みます。
  • 心理的ストレスの軽減: 「失礼だったらどうしよう」という不安がなくなるため、自信を持って発話できるようになります。

具体的な例文や演習用パターンプラクティス

こんな風に使える

実際のシーンで、please がある場合とない場合のニュアンスの差を見てみましょう。

  • 友人や家族に(命令文のみ)
    • Wait.(待って)
  • お店や公の場で(Please + 命令文)
    • Please wait.(お待ちください)
    • Wait, please.(待ってくださいね)

パターンプラクティス

指示(リード)に合わせて、瞬時に文章を変換してください。

① 1読目用(代入トレーニング:既習の 001-004 のみ使用)

命令文の前に please をつける形を固定して、単語を入れ替えます。

  • 基本形:Please open the book.(その本を開けてください)
  • リード:use(使ってください) → レスポンス:Please use the book.
  • リード:pen(そのペンを……) → レスポンス:Please use the pen.
  • リード:bring(持ってきてください) → レスポンス:Please bring the pen.
  • リード:a cup(カップを1つ……) → レスポンス:Please bring a cup.
  • リード:wash(洗ってください) → レスポンス:Please wash a cup.

② 2読目以降用(拡張・位置変換トレーニング:文法制限なし)

please を文の後ろに置く形(カンマが必要な形)に変えながら、情報を付け足していきます。

  • 基本形:Wait, please.(待ってください)
  • リード:here(ここで待ってください) → レスポンス:Wait here, please.
  • リード:for a moment(少々ここで待ってください) → レスポンス:Wait here for a moment, please.
  • リード:check((内容を)確認してください) → レスポンス:Check the details, please.
  • リード:again(もう一度確認してください) → レスポンス:Check the details again, please.
  • リード:sign(署名してください) → レスポンス:Sign your name here, please.
  • リード:in black ink(黒のインクで署名してください) → レスポンス:Sign your name here in black ink, please.

まとめ

今回のポイントは以下の3つです。

  1. 命令文に please を添えるだけで、丁寧な「依頼」になる
  2. 文の後ろに置くときは、直前に「,(カンマ)」を忘れない
  3. 複雑な構文を使わなくても、これだけで相手への敬意は十分伝わる

まずは、何かを頼むときに最後に please と付け加える癖をつけるだけで、あなたの英語の印象は劇的に良くなります。

「英語でお願いするのが怖くなくなった!」と思えるまで、この記事をブックマークして、何度もパターンプラクティスを繰り返してみてください。

おすすめの記事