
前回、前々回と「Open the door.(ドアを開けて)」のように、相手にアクションを促す「命令文」を学んできました。これまで取り上げてきた動詞は主に 一般動詞 でした。
しかし、英語にはもう一つ、絶対に欠かせない「動詞のグループ」があったのを覚えているでしょうか?それが、今回学習する be動詞 です。
「私は学生です」「これはペンです」といった、自分やモノが「何者か」「どんな状態か」を説明するとき、be動詞は欠かせません。日本語の「〜です」にあたる言葉だと思われがちですが、実はもっとシンプルな「=(イコール)」的な役割として理解することができます。
この「=」の感覚をマスターすれば、自己紹介から今の気分の説明まで、あなたの言えることが一気に広がります。
Contents
【解説】現在時制(be動詞)の仕組み:主語と後ろを「=」で結ぶ
覚えるべきポイント
- be動詞(am, is, are)の役割は、主語と後ろの言葉を「=(イコール)」で結ぶこと
- 主語(誰が)によって、使う be動詞の形が決まっている
- 現在時制では「今」のことだけでなく、「普遍的な性質や状態」を表す
文法用語のやさしい解説
ここで重要になるのが、現在時制(げんざいじせい)と活用(かつよう)という言葉です。
現在時制とは、単に「今この瞬間」だけを指すのではありません。「私は佐藤です」や「彼は親切です」のように、昨日も今日も、そして明日もおそらくそうであろうという「普段の状態や性質」を表すときに使います。これは be 動詞だけに限った話ではなく、一般動詞(現在時制)の場合にはいつも変わらない「習慣的な動作」を表します。
今回扱う am, is, are は be の現在形と呼ばれる活用形であり、beはその原形であることに注意してください。
また、動詞の活用とは、ここにおいては1、主語(I, You, Heなど)に合わせて動詞の形を変化させることです。be動詞は、英語の中で最も活用が激しい動詞です。
be動詞(現在時制)の使い分けルール
主語と be動詞の組み合わせは、以下の3つのグループで覚えましょう。
| 主語の種類 | be動詞 | 例文 | 意味(=の関係) |
| I(自分) | am | I am a teacher. | 私は = 先生 |
| We(私たち) / You(あなた) / They(彼ら)/ 複数の人・物 | are | We are teachers. You are kind. They are students. | 私たち=先生(複数) あなたは = 親切 彼らは=生徒(複数) |
| He(彼) / She(彼女) / It(それ) / 単数の物 | is | This is a pen. | これは = ペン |
具体的な例文や演習用パターンプラクティス
こんな風に使える
be動詞を使えば、自分や身の回りのことを次のように説明できます。
- 「何者か(名前・職業など)」を言う
- I am Ken.(私はケンです)
- 「状態・性質(気分・性格など)」を言う
- He is happy.(彼は幸せです)
- 「場所(どこにいるか)」を言う
- She is in the kitchen.(彼女は台所にいます)
パターンプラクティス
提示される主語に合わせて、正しい be動詞を選び、文を完成させてください。
① 1読目用(代入トレーニング:001-004までの文法項目のみ使用)
「主語 + be動詞 + 名詞」の形を固定し、主語に合わせて be動詞を反射的に切り替えます。
- 基本形:I am a student.(私は学生です)
- リード:You(あなたは……) → レスポンス:You are a student.
- リード:He(彼は……) → レスポンス:He is a student.
- リード:She(彼女は……) → レスポンス:She is a student.
- リード:This(これは……) → レスポンス:This is a student. (※文法練習として)
- リード:I(私は……) → レスポンス:I am a student.
② 2読目以降用(拡張トレーニング:文法制限なし)
be動詞の後ろに形容詞や場所の情報を加え、情報を肉付けしていきます。
- 基本形:I am tired.(私は疲れています)
- リード:very(私は「とても」疲れています) → レスポンス:I am very tired.
- リード:He(彼はとても疲れています) → レスポンス:He is very tired.
- リード:at home(彼は家にいます) → レスポンス:He is at home.
- リード:now(彼は今、家にいます) → レスポンス:He is at home now.
- リード:My father(私の父は今、家にいます) → レスポンス:My father is at home now.
- リード:kind(私の父は親切です) → レスポンス:My father is kind.
4. まとめ
今回のポイントは以下の3つです。
- be動詞は、主語と後ろの内容を「=」でつなぐ接着剤
- 主語が I なら am、We / You / They / 複数の人・物 なら are、それ以外(1つ)なら is を使う
- 名前、状態、場所などを説明するときに大活躍する
命令文の「動き」とは違う、be動詞の「=」の世界。まずは鏡を見て "I am ..." と自分自身のことを3つ英語で言ってみることから始めてみてください。
注釈
- 一般に、動詞の活用とは、原形・現在形・過去形・ing形・過去分詞形の5つの形(活用形)に動詞の形を変化させることを言います。今回の場合は、be動詞の現在形への活用について、その形が対応する主語によって決まっているという話です。 ↩︎





















