接続詞の if と whether は主語(S)と述語動詞(V)(+その他の要素)を伴って「S が V するかどうか」と いう意味の名詞節をつくります。
名詞節をつくるif節の働き
- 基本的には動詞の目的語にしかなれない
- 形式主語itを文頭に出す形でなら主語(真主語)にもなれる
whether 節は文の主語、補語、目的語や同格名詞になれま すが、if 節は基本的に動詞の目的語にしかなれないので注意してください(形式主語に対する真主語にはなれる)。
例文で使われ方を確認しておきましょう。
I wonder if [whether] she can play the piano well (or not).
v3動詞の wonder は if/whether節を目的語にとれる代用的な動詞です。
名詞節をつくるwhether節の働き
- 主語
- 補語
- 動詞の目的語
- 前置詞の目的語
- 同格名詞
名詞としての働きにやや制限のある if 節に対して、whether節は名詞としての機能を十全に備えています。
if 節と whether節の相違点は名詞としての機能だけでなく、次のような節の形にも表れています。
どのような形で名詞節になるのかを両者の違いに注意しながら確認しておきましょう。
名詞節をつくるif/whether節の形
- if S + V... (or not)
- (S が V... するかどうか)
- if or not S + V... の形は使えないが、if S + V... or not は可能
- whether S + V... (or not)/whether (or not) S + V...
- (S が V... するかどうか)
- whetherを使った名詞句:whether(or not)to do.../whether to do...(or not)
- (...すべきかどうか)
whether節に関しては、S + V... という節構造が to不定詞を用いた句構造と入れ替わることで「...すべきかどうか」という意味を持つ名詞句になることに注意しておきましょう。