英語の「What…?」完全攻略|情報を引き出し、会話を広げる疑問文のルール

英語を話そうとしたとき、「聞かれたことには答えられるけど、自分から質問ができない」と悩んだことはありませんか?せっかく勇気を出して話しかけても、会話が広がらずに終わってしまう。

そんなときに欠かせないのが、情報を引き出し会話を広げるための What(何) です。

「それは何?」「何が好き?」「何の仕事をしているの?」

この What を使いこなせるようになると、会話の主導権を握れるようになり、コミュニケーションの楽しさが一気に倍増します。

「Whatの後は is だっけ、do だっけ?」「名詞をくっつけるタイミングは?」と迷ってしまうのは、ルールの整理ができていないだけです。分厚い参考書を1ページ目からめくる必要はありません。最短で「質問の形」を作るコツを今ここでマスターしてしまいましょう。

What疑問文の仕組み:情報の「核心」を先頭に置く

英語には「一番知りたいことを真っ先に言う」という性質があります。そのため、情報を尋ねる文でもルールが決まっています。

覚えるべきポイント

疑問詞 what を使った疑問文
  1. 知りたい情報(何)を一番先に伝えるため、必ず文頭に What を置く。
  2. What の後ろの語順は、必ず「疑問文の形」にする。
  3. Yes / No ではなく、具体的な「名前(名詞)」や「中身」を答えてもらう。

やさしい英文法解説:疑問詞

ここで重要になるのが疑問詞(ぎもんし)という言葉です。

疑問詞とは、相手に具体的な情報をたずねるための「魔法の言葉」の総称です(what, who, where, when, which, how など)。英語は結論を急ぐ言語なので、この魔法の言葉を文の最後に置いてはいけません。必ず「一番最初」に投げ込むのが鉄則です。

迷わない!後ろに続ける「2つのルート」

What の次に何を置くかで迷ったら、あなたが聞きたいことが「正体」か「動作」かで判断しましょう。

ルート①:be動詞の場合(正体や状態を聞く)

「主語 = 何?」の関係を聞きたいときは、be動詞(is / are)と主語を入れ替えます。

  • What is this?(これは何ですか?)
  • What are those?(あれらは何ですか?)

ルート②:一般動詞の場合(動作の内容を聞く)+ 疑問文を作る助動詞 do/does

「何をする?」「何が好き?」というアクションの中身を聞きたいときは、do / does の助けを借ります。この do/does はどちらも同じ疑問文を作るための助動詞の現在形(原形は do)です。

主語が I, we, you で置き換えられない(つまり三人称)、かつ単数である(つまり they でも置き換えられない)場合、この助動詞の現在形は does に変わります。このような主語を三人称単数と呼びます。

助動詞動詞の原形と一緒になって文に何かしらの意味を加えるものだと考えてください。今回は疑問文の意味合いを加えるわけです。

  • What do you like?(あなたは何が好きですか?)
  • What do you want?(あなたは何が欲しいですか?)
  • ※動詞は必ず「原形(もとの形)」を使います。

さらに理解を深めるために、疑問文の元の形、つまり元になった肯定文(普通の文)を考えてみましょう。

  • You like 〜.
  • You want 〜.

〜 の部分には名詞が入ります。この名詞が何であるのかを尋ねるために、名詞の代わりに使われる疑問代名詞 what で代用して、文の先頭に置いたことを確認してください。疑問詞であり代名詞(名詞の代わりに使える品詞)の働きを持つので疑問代名詞と呼ばれます。

【深掘り】Whatの3つの正体を知れば、語順で迷わない

Whatを使いこなす上で最も大切なのが、「what に名詞をくっつけるかどうか」の判断です。これは What が文の中で果たす3つの役割(品詞)を理解するとスッキリ解決します。

1. 疑問代名詞(ぎもんだいめいし)としてのWhat

「何」という言葉そのものが名詞の代わりをしているパターンです。What のすぐ後ろに be動詞や do が来ます。

  • What is that?(あれは何?)
  • What do you see?(何が見える?)

2. 疑問形容詞(ぎもんけいようし)としてのWhat

Whatが後ろの名詞を詳しく説明(修飾 - しゅうしょく)しているパターンです。What と名詞がペアになり、そのまま文頭に置かれます。

  • What color is your car?(あなたの車は何色?)
  • What music do you like?(何の音楽が好き?)

what color では、 color(色)を what(何の?)が修飾しています。what music も同様に、what が music を修飾しています。

3. 疑問副詞(ぎもんふくし)的な役割のWhat

本来、What 自体は名詞(代名詞)や形容詞として使われますが、What time(何時に) や What day(何曜日に) のように、時や方法を尋ねる「副詞」のような塊として機能することがあります。

文のメインの動作に「いつ?」「どのように?」という情報を付け加える時に使われます。

  • What time do you get up?(あなたは何時に起きますか?)
  • What day is it today?(今日は何曜日ですか?)

純粋な疑問副詞には when や where がありますが、Whatも名詞と組み合わせることで、これらの副詞と同じような「時」や「場所」の情報を引き出す場合があるのです。

具体的な例文と使い分け

日常でよく使われる What のフレーズをマスターして、会話の引き出しを増やしましょう。

役割(品詞)英文日本語訳
疑問代名詞What do you mean?どういう意味ですか?(何を意味しますか?)
疑問形容詞What size do you need?何のサイズが必要ですか?
疑問副詞的What time does the movie start?その映画は何時に始まりますか?
疑問副詞的What day is convenient for you?何曜日が都合いいですか?

演習用パターンプラクティス

提示されるリードに合わせて、瞬時に正しい疑問文を口に出してください。

① 1読目用(基本構造の使い分け)

※「代名詞」と「形容詞(名詞セット)」の切り替えに集中します。

A. 置換練習

基本文:What do you like?

  1. リード:want → レスポンス:What do you want?
  2. リード:sport → レスポンス:What sport do you want?(※形容詞:何のスポーツが欲しい?)
  3. リード:food → レスポンス:What food do you want?
  4. リード:is it → レスポンス:What is it?

B. 変換練習

  1. リード:You study English.指示:EnglishをWhatに変えて質問に → レスポンス:What do you study?
  2. リード:I study math at 7:00.指示:7:00をWhat timeに変えて質問に → レスポンス:What time do you study math?

② 2読目以降用(拡張トレーニング)

※副詞的役割も含めた、より複雑な情報の引き出し練習です。

A. 置換練習(Substitution Drill)

基本文:What time do you go to bed?

  1. リード:What day → レスポンス:What day do you go to bed?(※不自然ですが練習として)
  2. リード:What music → レスポンス:What music do you listen to?
  3. リード:What color → レスポンス:What color is your bag?

B. 変換練習(Transformation Drill)

  1. リード:The bus comes at 10:00.指示:10:00を尋ねる疑問文に → レスポンス:What time does the bus come?
  2. リード:He likes Italian food.指示:Italian foodを「何の食べ物」として尋ねる → レスポンス:What food does he like?

C. 拡張・混合練習(Expansion & Mixed Drill)

  1. リード:What do you do?指示:「on weekends」を足して → レスポンス:What do you do on weekends?
  2. リード:What time is the party?指示:「tonight」を足して否定文の形(疑問)に → レスポンス:What time is not the party tonight?(※練習用)

D. 実戦!瞬発応答(Response Drill)

  1. 問い:What day is it today? (Monday) → レスポンス:It's Monday.
  2. 問い:What time do you usually have lunch? (At noon) → レスポンス:I usually have lunch at noon.
  3. 問い:What kind of movies do you watch? (Action movies) → レスポンス:I watch action movies.
  4. 問い:What is your dream? (To be a doctor) → レスポンス:My dream is to be a doctor.

まとめ

今回のポイントを整理します。

  1. 疑問詞は常に文の先頭
  2. 疑問代名詞:単独で「何?」と聞く(What is...?)
  3. 疑問形容詞:名詞とセットで「何の〜?」と聞く(What color...?)
  4. 疑問副詞的表現:時や曜日などを具体的に聞く(What time...? / What day...?)

「What + 名詞」の塊を一つの大きな疑問詞として捉えられるようになると、英語の語順が驚くほどシンプルに見えてきます。

このページをブックマークして、何度もパターンプラクティスを繰り返しましょう。毎日3分、声に出すだけで、1週間後には考えなくても What が口から飛び出すようになりますよ。

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