
「suspect」と「doubt」は、どちらも「疑う」という意味を持つ英単語ですが、使い方には明確な違いがあります。「正直どちらも区別することなく使っていた!」という人も多いのではないでしょうか?心当たりがある人は要注意です。しっかりと区別しないと、話し手や書き手の意図を大きく取り違えてしまう可能性があります。
そこで本記事では、「suspect」と「doubt」の正しい使い方を徹底的に解説します。豊富な例文を通して、実際の英会話や英作文ですぐに使える知識を身につけましょう。また、問題演習を通して知識の定着を図るので、最後までしっかりついてきてくださいね!
Contents
「suspect」の意味と使い方を詳しく解説!
「suspect」は、「~ではないかと疑う」「~だと思う」という肯定的な疑いを表します。つまり、ある事柄が「本当である可能性が高い」と考えるときに使います。
ここで大事なポイントは、「suspect」は「たぶんそうだろう」と思っている状態で使うということです。つまり、単なる「疑い」ではなく、「可能性が高い」と判断している場合に使用します。
例文で理解する「suspect」の使い方
例えば、次のような場面を想像してみてください。
あなたは友人のジョンが最近、お金をたくさん使っていることに気づきました。新しいスマートフォンを買い、高級レストランで食事をし、海外旅行の計画まで立てています。
しかし、彼は普段そこまでリッチな生活をしていません。このとき、あなたはこう思うかもしれません。
I suspect that John won the lottery.
(ジョンは宝くじに当たったのではないかと思う。)
つまり、「ジョンが宝くじに当たったのではないかと疑っている=たぶんそうだ」と考えているわけです。
では、同じ状況で「doubt」は使えるでしょうか?答えは NO です。
「doubt」は「~ではないと思う」「たぶん違う」と否定的な疑いを持つ場合に使います。ジョンが宝くじに当たったのではないかと思っているなら、「suspect」を使うのが正解です。
「suspect」の語法
「suspect」を正しく使うために、基本的なフレーズを押さえておきましょう。
◾️ suspect + that節(~だと思う)
◾️ suspect + O + of + 動名詞(~ing)(Oが~したのではないかと疑う)
◾️ suspect + O + to be + 名詞/形容詞(Oが~であると疑う)
では、それぞれのパターンを例文で確認してみましょう。
■ suspect + that節(~だと思う)
この形では、that節の中に「たぶんそうだ」と思っている内容が入ります。
- I suspect that he is lying.
(彼は嘘をついているのではないかと思う。) - She suspected that the story was made up.
(彼女はその話が作り話ではないかと疑った。)
■ suspect + O + of + 動名詞(~ing)
この形では、「Oが~したのではないか」と疑う意味になります。
- The police suspect him of stealing the money.
(警察は彼がそのお金を盗んだのではないかと疑った。) - They suspected her of cheating on the exam.
(彼らは彼女が試験でカンニングをしたのではないかと疑った。)
■ suspect + O + to be + 名詞/形容詞
この形では、「Oが~であると疑う」という意味になります。
- They suspected him to be guilty.
(彼らは彼が有罪だと思った。) - I suspected the document to be fake.
(私はその書類が偽物ではないかと疑った。)
「suspect」が使われる典型的なシチュエーション
「suspect」は、次のような状況でよく使われます。
① 事実の可能性を考えるとき
ある出来事や事実の真偽を考えるとき。
- I suspect that he is hiding something.
(彼は何かを隠しているのではないかと思う。) - She suspects that her husband is having an affair.
(彼女は夫が浮気をしているのではないかと疑っている。)
② 犯罪や違法行為の疑い
警察の捜査などで、ある人が犯罪に関わっている可能性があると判断するとき。
- The detective suspects the man of murder.
(探偵はその男が殺人を犯したのではないかと疑っている。) - He was suspected of hacking into the system.
(彼はシステムをハッキングしたのではないかと疑われた。)
重要ポイントチェック
- 「suspect」は、ある事柄が真実である可能性が高いと考えるときに使う。
- 警察や捜査の場面で「~したのではないか」と疑うときによく使われる。
- 「I suspect that ~」の形で「~ではないかと思う」と言いたいときに便利!
ここまでで「suspect」の基本的な意味と使い方がしっかり理解できたと思います。次のセクションでは「doubt」について詳しく解説します。「doubt」は「suspect」とは逆の意味を持つので、両者の違いをしっかり押さえましょう!
「doubt」の意味と使い方を詳しく解説!
前のセクションでは「suspect」の使い方を学びましたが、「doubt」はまったく異なるニュアンスを持っています。結論から言うと、「doubt」は何かが本当である可能性を低く見積もるときに使います。
つまり、「たぶん違う」と思っているときに使うのが「doubt」です。これは「suspect」とは真逆の考え方になるので、しっかりと違いを理解しましょう!
例文で理解する「doubt」の使い方
たとえば、友人のトムが「僕は来年までに100冊の本を読む!」と言ったとしましょう。
しかし、あなたは彼の普段の生活をよく知っています。彼はほとんど本を読まず、1冊の本を読むのにも数週間かかるタイプです。このとき、あなたはこう思うかもしれません。
I doubt that Tom will read 100 books in a year.
(トムが1年で100冊の本を読むとは思えない。)
ここでのポイントは、あなたが 「たぶん彼は100冊読めないだろう」と思っている ということです。つまり、「doubt」は「たぶん違うだろう」と考えるときに使うのです。
このように、「suspect」と「doubt」はまったく異なる方向性の単語であることがわかります。「suspect」は「たぶんそうだ」、「doubt」は「たぶん違う」 というイメージをしっかり持ちましょう!
「doubt」の語法
「doubt」は、以下のような形で使われます。
◾️ doubt + that節(~ではないと思う)
◾️ doubt + if / whether(~かどうか疑問に思う)
◾️ doubt + O(Oを疑う)
では、それぞれのパターンを例文で確認してみましょう。
■ doubt + that節(~ではないと思う)
この形では、「~とは思えない」という意味になります。
- I doubt that he is telling the truth.
(彼が本当のことを言っているとは思えない。) - She doubts that the plan will succeed.
(彼女はその計画が成功するとは思えない。)
■ doubt + if / whether(~かどうか疑問に思う)
この形では、「~かどうかを疑問に思う」という意味になります。
- I doubt if he will come to the party.
(彼がパーティーに来るかどうか疑わしい。) - They doubted whether the news was true.
(彼らはそのニュースが本当かどうか疑問に思った。)
■ doubt + O(Oを疑う)
この形では、「Oを信じられない」「Oを疑う」という意味になります。
- Many people doubt the government’s explanation.
(多くの人が政府の説明を疑っている。) - I doubt his ability to finish the project.
(私は彼がそのプロジェクトを終えられるとは思えない。)
「doubt」が使われる典型的なシチュエーション
「doubt」は、次のような状況でよく使われます。
① 何かの真偽を疑うとき
ある情報や事実が本当かどうか疑問に思う場面。
- I doubt that aliens have visited Earth.
(宇宙人が地球を訪れたとは思えない。) - She doubts if the story is true.
(彼女はその話が本当かどうか疑っている。)
② 誰かの能力を疑うとき
誰かが本当にできるかどうか疑問に思う場面。
- I doubt that he can finish the task on time.
(彼が時間内にその仕事を終えられるとは思えない。) - They doubted her ability to manage the team.
(彼らは彼女がチームを管理できるとは思えなかった。)
重要ポイントチェック
- 「doubt」は、ある事柄が本当ではない可能性が高いと考えるときに使う。
- ニュースや情報の信憑性を疑う場面でよく使われる。
- 「I doubt that ~」の形で「~とは思えない」と言いたいときに便利!
「suspect」と「doubt」の違いをおさらい!
ここまでで「suspect」と「doubt」の違いが理解できたと思います。
最後に、両者を比較してみましょう!
suspect | doubt | |
---|---|---|
意味 | 「~だと思う」「~ではないかと疑う」 | 「~ではないと思う」「信じられない」 |
疑いの種類 | 肯定的な疑い(たぶんそう) | 否定的な疑い(たぶん違う) |
例文 | I suspect that she is right.(彼女が正しいと思う。) | I doubt that she is right.(彼女が正しいとは思えない。) |
次は 「suspect」と「doubt」を使った問題演習 です!「使い方は分かったけど、本当に理解できたか不安…」という方は、ぜひ問題を解いて確認してみてください!
問題演習:suspect と doubt の使い分けを確認しよう!
「suspect」と「doubt」の違いが理解できたところで、実際に問題を解いてみましょう!各文の空欄に suspect または doubt の適切な形を入れてください。
1. I _______ that he stole the money.
(私は彼がそのお金を盗んだのではないかと思う。)
解答を表示
答え:suspect2. She _______ whether he will tell the truth.
(彼が本当のことを言うかどうか疑わしい。)
解答を表示
答え:doubt3. The police _______ him of committing the crime.
(警察は彼がその犯罪を犯したのではないかと疑っている。)
解答を表示
答え:suspect4. I _______ that the news is true.
(私はそのニュースが本当だとは思えない。)
解答を表示
答え:doubt5. They _______ her to be involved in the case.
(彼らは彼女がその事件に関与しているのではないかと疑った。)
解答を表示
答え:suspect6. I _______ if he really understands the situation.
(私は彼が本当に状況を理解しているかどうか疑問に思う。)
解答を表示
答え:doubt7. We _______ that she was hiding something.
(私たちは彼女が何かを隠しているのではないかと疑った。)
解答を表示
答え:suspect8. He strongly _______ the validity of the document.
(彼はその書類の信憑性を強く疑っている。)
解答を表示
答え:doubts9. The teacher _______ the student of cheating on the test.
(先生はその生徒がテストでカンニングをしたのではないかと疑った。)
解答を表示
答え:suspected10. I _______ that he will be able to finish the project on time.
(私は彼がそのプロジェクトを時間通りに終えられるとは思えない。)
解答を表示
答え:doubt11. 会話例 ①
A: Where is Mike? He hasn’t been at work for three days.
(マイクはどこ?3日間も仕事に来ていないよ。)
B: I _______ that he is sick.
(彼は病気なのではないかと思うよ。)
解答を表示
答え:suspect12. 会話例 ②
A: Do you think he will apologize?
(彼は謝ると思う?)
B: I _______ that he will. He never admits his mistakes.
(謝るとは思えないな。彼は絶対に自分のミスを認めないし。)
解答を表示
答え:doubt関連表現:「suspicious」と「doubtful」の違い
「suspicious」の意味と使い方
「suspicious」は、「疑わしい」「怪しい」といった主観的な疑念を表します。
• His behavior was suspicious.
(彼の行動は怪しかった。)
• The police are suspicious of his explanation.
(警察は彼の説明を疑っている。)
「doubtful」の意味と使い方
「doubtful」は、「可能性が低い」「信じがたい」といった客観的な不確実性を表します。
• It is doubtful that he will arrive on time.
(彼が時間通りに到着するかは疑わしい。)
• The project’s success remains doubtful.
(そのプロジェクトの成功は不確かだ。)
「suspicious」は「怪しい」、 「doubtful」は「起こる可能性が低い」という違いを押さえましょう!
まとめ:「suspect」と「doubt」の違いを最終確認!
最後に、これまで学んだ「suspect」と「doubt」の違いを改めて整理しておきましょう。
suspect | doubt | |
---|---|---|
意味 | 「~だと思う」「~ではないかと疑う」 | 「~ではないと思う」「信じられない」 |
疑いの種類 | 肯定的な疑い(たぶんそう) | 否定的な疑い(たぶん違う) |
例文 | I suspect that she is right.(彼女が正しいと思う。) | I doubt that she is right.(彼女が正しいとは思えない。) |
また、関連表現も理解しておくと、より正確な英語表現ができます。
suspicious | doubtful | |
---|---|---|
意味 | 「怪しい・不審な」 | 「可能性が低い・信じがたい」 |
例文 | He looked suspicious.(彼は怪しく見えた。) | His success is doubtful.(彼の成功は疑わしい。) |
「suspect」と「doubt」の使い分けは、英語のニュアンスを理解する上でとても重要です。この2つの単語の違いをマスターできれば、英会話や英作文での表現力も向上します!
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